ムンテラでの看護師の役割
ムンテラとは 医療の現場で使われる「ムンテラ」は、ドイツ語の「Mund(口)」と「Therapie(治療)」からなる言葉で、カルテには「MT」と記載されます。ムンテラは医師が患者・患者家族へ病状の説明をするものであり、場合によっては今後の治療や検査に必要な同意書を交わすこともあります。 看護師の役割(同席)...
View Articleレディネスの看護とは|レディネス形成のための4つのポイント
皆さんはレディネスという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。普段の生活では耳にする機会が少ないかもしれませんね。今回はレディネスとは何か、レディネスが何に影響するのかを学習していきましょう。 レディネスとは レディネスとは、準備性や準備ができている状態、またはある学習(課題)に対し、知識、経験、精神、身体などの必要な条件が整っている状態を指し、心理学的な用語のひとつとして用いられています。...
View Articleセデーションとは|看護用語
セデーションとは セデーションは「鎮静」を意味し、看護師が日々の看護の中でセデーションの場面に当たることは多く、今やなくてはならない医療のひとつとなっています。 <セデーションを行う場面> 検査による苦痛をとる 胃カメラ、大腸カメラ、気管支鏡 終末期の苦痛を取り除く がん患者の終末期(身のおきどころのない痛みに対して) 患者の安静のため 不穏やパニック状態等で危険な場合 セデーションの看護...
View Articleモニター管理の看護|看護用語
モニター管理 モニター管理は、何らかの理由で患者の全身管理が必要な場合に行います。 看護師は、モニターからの情報をもとに患者の状態変化にいち早く気づかなくてはなりません。 <モニターに表示されるもの> ・心拍数 ・心電図波形 ・血圧 ・酸素飽和度(SpO₂) ・呼吸数 ・呼吸曲線 これらを経時的にチェックすると同時に、異常値や重要な変化を示した場合には医師へ報告し、必要な処置を行います。...
View Articleフィードバックの看護|フィードバックと振り返りを生かした看護過程の5つのポイント
私達は社会生活の中で様々な振り返りや他人からの評価を得て自分自身や企業のなかでそれらを共有・改善していく事でより良いサービス等の提供に役立てています。今回は、看護の現場におけるフィードバックについて考えていきます。 1、フィードバックとは...
View Articleクベースとは|看護用語
クベースとは クベースとは、超低出生体重児、極低出生体重児、在胎35週未満の低出生体重児等が全身管理を行うために入る透明箱型の医療機器で、一般的にNICU(Neonatal Intensive Care Unit)で使用されています。「保育器」という言葉がよく使われています。クベースには以下のような種類があり、新生児の状態により閉鎖式または開放式が選択されます。 引用元:連載第13回 |...
View Articleアカシジアの看護|原因や症状、看護のポイント、2つの看護計画
アカシジアは抗精神薬の副作用として現れることが多く、動かずにはいられないという衝動に駆られ、患者の精神的な苦痛が非常に大きいことが特徴です。最悪の場合、あまりの苦痛から自殺に至るケースもありますので、看護師は患者の安全を確保しながらケアをしていかなければいけません。アカシジアの原因や症状、看護のポイント、看護計画を説明しますので、実際の看護に役立ててください。 1、アカシジアとは...
View Articleルート確保が得意な看護師が心がけている5つのコツ
ルート確保が得意だと、看護師としての自信が一気にアップしますね。看護師1年目2年目は特にルート確保に苦手意識を覚えやすいものです。しかし、ルート確保はコツさえつかんでしまえば、いっけん難しい血管の患者の腕にも自信をもって留置することができるようになってきます。どうすれば1回で成功できるのか、ルート確保が得意な看護師が必ず気を付けているコツについて紹介します。 1、ルート確保とは...
View ArticleCT検査の看護|基礎知識と造影剤、画像の見方、8つの看護師の役割
CT検査は、X線の透過率のデータを再構成して画像にする検査のことです。画像診断は医師が行いますが、看護師もCTの見方の基礎的な知識を持っておくと、看護に役立てることができるでしょう。CT検査の基礎知識や造影剤について、画像の見方、看護師の役割をまとめましたので、実際の看護に役立ててください。 1、CT検査とは CT検査とは、Computed...
View Articleインフォームドコンセント7つのポイントと看護師の役割
1、インフォームドコンセント とは インフォームドコンセントは、直訳すると「説明と同意」ですが、言い換えると「今はこのような状態であって、これからこのような治療をする予定ですよ」という病院側からの病状説明を患者・家族が受け、その治療方針に納得して同意を示すことです。...
View Articleオペ室の看護師になるには|役割と4つの勉強のポイント
手術室の看護師というと“大変そう”、“難しそう”などのイメージがあるかもしれません。病棟のように気軽に足を踏み入れて中を覗くことが難しいオペ室。どんな役割や看護をしているのか、どんな勉強をしたら良いのか等をご紹介していきます。オペ室の看護師として働くことに興味がある方・これから働く方、ぜひ参考になさってください。 1、オペ室の看護師になるには...
View ArticleVATS(胸腔鏡下手術)の看護|5つの看護計画や気胸の合併症について
VATSとは胸腔鏡下手術のことで、患者への侵襲が少なく、早期離床・早期退院が可能であることがメリットです。侵襲は少ないですが、合併症がないというわけではありませんので、VATS後の患者のアセスメントをしっかり行い、看護計画を立案してケアをしていかなくてはいけません。VATSの基礎知識や看護問題・看護計画、気胸の合併症についてまとめましたので、実際の看護に活かしてください。...
View ArticleMMT(徒手筋力テスト)の看護|判断基準とやり方・方法、注意点7つ
徒手筋力テスト(MMT)とは、患者の筋力を6段階で判定する方法のことです。MMTは整形外科や脳神経外科で用いられることが多いですが、それ以外の診療科の看護師も基礎知識として覚えておく必要があります。...
View Article静脈注射(IV)が成功するどうかは、穿刺前3つの準備で8割決まる
静脈注射は看護師の基本技術の一つですが、静脈にアプローチするため採血の手技と重なる部分もあります。短時間で作用の強い薬液を投与することもありますので、正しい手技を覚えることは、リスク管理の面からも非常に重要です。エビデンスとコツを含め、正しい静脈注射の手技をお伝えします。 1、静脈注射(IV) (用語)とは...
View ArticleCPA(心肺停止)の看護|看護記録と処置の5ポイント、蘇生後の看護
CPAとは心肺停止のことです。CPAは迅速に処置をすることで蘇生可能ですので、看護師はCPAの処置に必要な知識を身につけておかなくてはいけません。また、CPAの蘇生後は患者だけでなく、家族に対しての看護も重要になります。CPAの基礎知識や看護記録、処置をする時の看護のポイント、蘇生後の看護をまとめました。実際に看護をする時の参考にしてください。 1、心肺停止(CPA)とは...
View Articleアカウンタビリティの重要性と医療者の役割を事例で学ぼう
アカウンタビリティ、通称説明責任は、医療現場において患者家族に対して行われる治療や処置の内容を説明する責任のことを意味しています。現在では情報開示やインフォームドコンセントの重要性が様々なところで話題になっており、患者の権利意識も高まるばかりです。患者にいかに主体性を持って治療に臨んでもらうかは、看護師や医師の支援にかかっているため、ますます重要性が高くなっています。...
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