アシドーシス・アルカローシスの症状と原因、カリウムとの関係性
人間の血液は中性ですが、何かしらの原因によって酸性またはアルカリ性に傾くことがあり、この値はpH(ペーハー)によって示されています。 血液が酸性に傾いた状態を「アシドーシス」、アルカリ性に傾いた状態を「アルカローシス」と言い、さまざまな原因によって引き起こされます。...
View Article看護師の「もしも」の時に頼れる!個人加入できる賠償責任保険3選
看護師の“万が一”を守ってくれる看護職賠償責任保険。看護師も1人の人間であり、いつでも完璧な看護を提供できるわけではありません。疲れている時には、ヒヤリハットやインシデントを起こし、時にはそれが医療事故へと発展してしまうこともあるでしょう。...
View Article看護主任・看護師長・看護部長の役割(業務内容)と給料(年収)
看護師の管理職(役職)には、「看護主任」、「看護師長(副看護師長)」、「看護部長(副看護部長)」の3つが主であり、大きな医療施設では必ずこれらの管理者が存在します。 管理職になると、業務の対象が患者から看護師を含む医療従事者になり、また「看護主任」→「看護師長(副看護師長)」、「看護師長(副看護師長)」→「看護部長(副看護部長)」と昇格するにつれて、行う業務の重要性や役割が増えていきます。...
View Article男性看護師の悩み|年収や将来への不安、恋愛・結婚の実態は?
看護師と言えば「女性」のイメージが強く、実際に2012年度における看護師就業者総数のうち女性は93.1%、男性は5.9%しかいません。そのため、男性看護師は肩身が狭いのではないのか、将来性はあるのかなど、懸念点が多々あるのではないでしょうか。...
View Articleブランク看護師の復職|復職支援研修や自己勉強でスムーズな復帰を
平成24年時点において、潜在看護師数は約70万人で、看護師免許取得者(准看護師含む)の30%以上にものぼっています。そんな中、平成18年に新設された「7対1配置(7対1入院基本料)」に伴い、各医療機関における看護師不足がより顕著なものとなりました。...
View Article保育園看護師の役割・仕事内容と給料・求人など雇用の現状
経済不況などによる雇用形態の多様性に伴い、慢性疾患や障害、アレルギー疾患を持つ子供が増えてきており、保育園内の看護師のニーズはますます高まっています。 また、子供たちのケガの発症率は非常に高く、以前にも増して保育士と保護者との関係がシビアになってきたことから、園児への応急手当や健康管理における看護師の役割も増大しています。...
View Articleアナフィラキシーの看護|症状と原因、発症患者への治療・対応
アナフィラキシーの発症者は10万人当たり5~50人(0.005%~0.05)と推計されており、死亡者数は年間で約50~60人にのぼっています。 アナフィラキシーの早期症状の断定は困難でありながら、症状の進行が急速であるため、重篤化を防ぐためにはアナフィラキシーに関する深い知識が必要不可欠です。...
View Article冠動脈バイパス術(CABG)の看護|適応と合併症、術前・術後のケア
日本では現在、毎年約5万例の心臓手術が行われていますが、その約3分1を心筋梗塞や狭心症患者を対象とした「冠動脈バイパス術(CABG)」が占めています。 CABGは心臓手術の中で主軸を担う手術であり、すでに確立されているものの、手術の成功率は医師の技術によるところが大きく、術後合併症の発症率も比較的に高いのが実情です。また、術前における精神的不安を抱える患者も少なくありません。...
View Article播種性血管内凝固症候群(DIC)|原因と症状、早期発見・治療のポイント
さまざまな重篤疾患の合併症に「播種性血管内凝固症候群(DIC)」があり、致死率が非常に高く、現在最も懸念される合併症の一つに挙げられます。さらなる重篤化を防ぐためには、早期発見・早期治療がカギとなりますが、DICの知識なくして早期発見はありえません。...
View Article採血はナースの腕の見せ所!看護師に嫌われる血管あるある6選
採血は看護師の腕の見せ所。でも、看護師によって得意・不得意が大きく分かれますし、患者さんの血管やキャラクターによっても成功するかどうかが大きく左右される手技なんです。 看護師に好かれる患者とは? いつもニコニコしてわがままを言わず、看護師にも優しい言葉をかけてくれる良い人でも、血管がまったく見えずに採血に苦労する患者は、「良い患者ランキング」では下位。...
View Article尿路感染症患者に対する看護目標・看護計画(OP・TP・EP)とケアの方法
尿路とは、腎臓で作られた尿が体の外に出るまでの「道」です。その「道」には腎臓、腎盂、尿管、膀胱、尿道、外尿道口といった器官があり、尿はこの順に移動していきます。 尿路を構成している器官に細菌やウイルスが感染するのが尿路感染症です。尿路感染症を起こす主な病気は、膀胱炎、尿道炎、腎盂腎炎が知られていますが、それ以外でもマイナーな病気が存在します。...
View Article食事介助の看護|各患者に適した介助法と事故防止のための注意点
入院患者に病状に応じた適切な食事を提供することは、疾患の治癒の促進を図ったり、健康回復に貢献したりすることから、治療のひとつと考えられています。 また、患者の食事の仕方には多くの健康情報が隠されているので、看護師は患者の健康情報を取得するためにも、健康促進のためにも、食事介助を行う時には患者の入念な観察が必要不可欠です。...
View Article歩行介助の看護|目的と種類、安全を考慮した効果的な介助方法
看護者にとっての歩行介助は、「目的の場所まで安全に安楽に移動することを介助する」と定義づけられます。しかし実のところ、だれにとっての「目的の場所」でだれにとって「安心、安楽」なのでしょうか。 ここでは看護される側を「患者さん」、介助する側を「介助者」として、歩行介助の目的と技術などについて検討したいと思います。 1、歩行介助とは...
View Article水頭症患者に対する看護目標・看護計画と具体的な看護ケアの方法
水頭症の代表的な治療法は、V-Pシャント術(脳室腹腔短絡術)です。この手術は脳に物理的にアクセスするため、術後の看護では急変に備える必要があります。 また、全身麻酔下で行い、手術時間は3~4時間を要します。患者やその家族は「とても大きな手術を受ける」という覚悟で臨みます。看護師は、患者と患者家族の心理的なストレスにも配慮する必要があります。 1、水頭症とは...
View Article身体抑制とは|看護分野における問題点と状況に応じた対処方法
精神疾患や認知症患者の看護で問題となりやすい身体抑制。事故を防ぐためにどうしても必要なケースもありますが、本当に抑制しなければならないのか判断に迷うことも多いものです。 病状の悪化や患者・家族とのトラブルを避けるためには、抑制の定義や禁止理念を理解し、職員同士でも意思疎通を図ることが重要です。 1、身体抑制の定義...
View Article気管支喘息患者に対する看護目標・看護計画と具体的なケアの方法
「喘息は大人になったら治る」という考えが一般に広まっているため、気管支喘息は軽い病気であると誤解している人が少なくありません。さらに、発作が起きない状態が続くと「治った」と勘違いされることが多く、このこともこの病気を深刻に考えない傾向に拍車をかけています。 しかし気管支喘息は、悪化と改善を繰り返しながら、数十年という期間を経て肺の機能を低下させ重症化する病気です。最悪、死亡に至ることもあります。...
View Article出血性ショックの看護|観察のポイントと症状発現時の対処法
出血性ショックは重篤化しやすく、対処が遅くなれば死に至ることもある危険な症状です。そのため、徴候や症状の発現時には、速やかに対処する必要があります。 今回は、症状や観察項目、対処法などについて詳しく解説しますので、重篤化を防ぐために、出血性ショックについてしっかりと把握しておいてください。 1、出血性ショックとは...
View Article看護における行動計画の書き方と記述に際するポイント・注意点
研修中の方や新人の看護師の方であれば、毎日の朝礼で発表することになる”「行動計画」の作成”という行為自体に「苦戦した」という方も少なくないのではないでしょうか。 まだ社会人暦も浅く、看護師として右も左もわからない状態にもかかわらず、課される行動計画の作成というタスク。1日の業務内容を整理して、それぞれに要するであろう時間配分を考えるなど、内容はギッシリです。...
View Article心房細動の看護|診断・検査における観察とケアのポイント
不整脈のひとつ、心房細動が増えています。心臓の中の上部にある心房が小刻みにけいれんする病状で大半の人は頻脈になり動悸、息切れなど日常生活に支障をきたします。不整脈のなかでも患者数が最も多く、100万人程度の患者がいると推定されています。 怖いのは血栓ができやすくなることで、その血栓が脳に飛んで脳の血管が詰まる心原性脳塞栓症が多いことが明らかになってきたため、その予防が重要になってきました。...
View Articleタッチングの看護|目的と種類、効果的に行うタッチング方法
タッチングは、重要な看護技術のひとつですが、施術方法やタイミング、その効果について定量的に説明することの難しいものでもあります。 タッチングを直訳すれば「手当て」となります。まさに医療や看護の真髄とも言えるのですが、看護師として勤務するうちに自然と体得すると思われがちです。 ここではタッチングの意義や技術などを意識的に文字化して、効果などを見て行きましょう。 1、タッチングとは...
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