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看護師が教える!疲れた胃をいたわる食べもの9つと避けるべきもの6つ

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胃が疲れているときは、胃に良い物を食べて、胃を労わってあげなければいけません。胃が疲れているときにおすすめの飲み物や食べ物、また避けたほうが良い飲み物、食べ物をご紹介します。

 

胃に良い飲み物や食べ物で、疲れている胃を労わって、早く回復させるようにしましょう。

 

1 胃を良い飲み物

胃を良い飲み物

胃が本当に疲れていると、食事が喉を通らないこともありますよね。でも、水分はきちんと取らないと、脱水症状になって、さらに体調が悪化することになります。

 

ですから、胃が疲れていても水分は必ず取らなくてはいけません。胃が疲れているときにおすすめの飲み物4つをご紹介します。

 

1-1 経口補水液

経口補水液

胃が疲れていて食欲がない時は、経口補水液を飲みましょう。経口補水液は、体内に必要なナトリウムやカリウムなどの電解質を摂取できるだけでなく、体内の水分の組成と非常に近いので、水分の吸収効率が良いんです。

 

電解質と水分を摂取するだけなら、スポーツドリンクでも良いのですが、スポーツドリンクは糖分が多く含まれていて、経口補水液よりも胃への負担が大きくなりますので、本当に胃が限界まで疲れているという人は、まずは経口補水液で水分を摂取するようにしましょう。

 

1-2 水

水

胃が疲れているときにおすすめの飲み物、2つ目は水です。水は胃に負担をかけず、胃に良い飲み物なんです。

 

ただ、冷たい水を飲んでしまうと、胃に刺激を与えることになりますので、温かい白湯を飲むと良いでしょう。白湯は50~60℃に温めた水です。白湯だと胃の負担がさらに少なくなります。

 

また、白湯は冷たい水よりも体内に吸収されやすいというメリットもあります。一度沸騰させてから冷ました白湯は、不純物が少なくなりますのでおすすめです。

 

1-3 牛乳

牛乳

牛乳は胃酸のPHを下げる働きがありますので、胃壁を保護することができます。また、牛乳のタンパク質が、長時間胃の粘膜に張り付いて膜を作ってくれるので、胃を守ってくれるのです。

 

牛乳も水同様に冷たいものだと胃に負担をかけますので、温めたホットミルクを飲むと良いでしょう。

 

1-4 リンゴジュース

リンゴジュース

リンゴは消化を助ける働きがあります。そのため、胃が疲れたときは、そのまま食べても良いのですが、さらに消化を良くするためには、ジューサーでリンゴジュースにして飲むと良いでしょう。

 

また、ジューサーがない時は、すりおろしたリンゴを食べてもOKです。

 

2 胃に悪い飲み物

胃に悪い飲み物

胃に負担をかける飲み物、胃が疲れているときは避けるべき飲み物も知っておきましょう。

 

2-1 コーヒー

コーヒー

コーヒーは食後に飲むと、胃酸の分泌を促進しますので、消化を助けてくれる飲み物です。

 

でも、胃が弱って食欲がなく、胃に何も入っていないときにコーヒーを飲むと、消化するものがないのに胃酸だけがどんどん分泌されてしまいますので、胃の粘膜を荒らし、さらに胃に負担をかけることになります。

 

コーヒーが胃酸の分泌を促進するのは、コーヒーに含まれるカフェインが原因ですので、カフェインが含まれる緑茶や紅茶も空腹時は避けたほうが良いでしょう。

 

2-2 アルコール類

アルコール類

胃が疲れているときは、アルコール類は絶対にNGです。アルコールは胃から吸収されますので、アルコールを飲むと胃に負担をかけます。

 

また、アルコールは胃の粘膜を荒らしますので、さらに胃を疲れさせることになるんです。特に、アルコール度数の強いものを飲むと、胃の粘膜を直撃し、胃潰瘍の原因にもなりますので、胃が疲れているときはアルコールは絶対に止めましょう。

 

3.胃をいたわる食べ物

胃を労わる食べ物

次に、胃をいたわる食べ物をご紹介します。胃が疲れているときは、消化が良く、胃に負担の少ない食品を中心に食べるようにしましょう。

 

また、よく噛んで食べるだけでも、消化酵素が分泌されますので、消化を助け、胃の負担を減らすことができます。

 

3-1 卵

卵

卵は消化がよく、栄養価が高いので、胃が疲れた時にはおすすめの食材になります。ただ、火を通しすぎると、胃に留まる時間が長くなって胃に負担をかけますので、半熟の状態で食べると良いでしょう。

 

卵スープや卵豆腐などは、特に消化に良い卵料理になりますのでおすすめです。

 

3-2 豆腐や納豆

豆腐や納豆

大豆製品は消化に良いですし、良質な植物性タンパク質を含んでいますので、胃が疲れている時にはおすすめです。豆腐や納豆などを食べると良いでしょう。

 

ただ、煎り大豆や大豆の水煮は硬いですし、食物繊維が豊富に含まれていますのでNGです。また、油揚げも脂分が多く胃に負担をかけますので避けるようにしましょう。

 

3-3 ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトは乳製品ですから、牛乳と同じような効果を得られます。つまり、胃酸の分泌を抑えて、胃の粘膜を保護する効果ですね。善玉菌を摂取して、腸内環境を整えられるのも嬉しいポイントです。

 

3-4 うどんやおかゆ、雑炊

うどんやおかゆ、雑炊

三大栄養素の中で炭水化物はもっとも消化が早いですので、胃に負担をかけずに食べることができます。柔らかく煮込んだものは、それだけ消化が早くなりますのでおすすめです。

 

3-5 柔らかく煮込んだ野菜

柔らかく煮込んだ野菜

体調を整えるためには、野菜からの栄養素が欠かせませんが、生野菜は消化に良くありませんので、できるだけ柔らかく煮込んだ野菜を食べるようにしましょう。

 

ポトフやミネストローネなどは食べやすいと思います。それでも食べにくいという場合は、ペースト状に潰して食べてもOKです。

 

赤ちゃんの離乳食は、柔らかく煮込んだ野菜をすりつぶしたり、細かく刻んだものを用意しますが、あれは赤ちゃんが食べやすいからだけでなく、消化に良いからなんです。

 

胃が疲れているときは、赤ちゃんの離乳食をイメージした食事を用意すると良いでしょう。

 

4 胃に悪い食べ物

胃に悪い食べ物

最後に胃に悪い食べ物、胃に負担をかける食べ物をご紹介します。食物繊維が多いもの、脂っこいもの、香辛料や柑橘類は、胃が疲れている時には避けるようにしましょう。

 

4-1 食物繊維が多いもの

食物繊維が多いもの

食物繊維は腸の調子を整え、腸内環境を正常化させる働きがありますが、食物繊維は消化に時間がかかり、胃に長く留まりますので、胃に負担をかけてしまうのです。

 

そのため、ゴボウやタケノコなど繊維質が多い野菜、海藻類、きのこ類、玄米などは胃が疲れているときは避けましょう。

 

4-2 脂っこいもの

食物繊維が多いもの

揚げ物や脂身の多い肉類、また脂の乗った魚(サンマやブリなど)は、胃に負担をかける食べ物です。

 

三大栄養素の中で脂質はもっとも消化に時間がかかる食べ物ですので、胃の中に留まる時間が長く、胃が疲れて機能が低下してしまうのです。

 

また、ソーセージやベーコンなどの加工食品も避けた方が良いでしょう。これらの加工食品は脂質が多いことに加えて、胃の粘膜を荒らす塩分が多く含まれていますので、胃が疲れているときは避けるべき食品です。

 

胃が疲れているときに肉や魚を食べるなら、脂分の少ない鶏肉のささみや白身魚を食べるようにしてください。

 

4-3 香辛料

香辛料

唐辛子やわさびなどの香辛料は、胃を刺激して、胃酸の分泌を促進しますので、胃の粘膜を荒らす原因になります。胃が疲れているときは、刺激が少なく薄味のものを食べるようにしましょう。

 

 

4-4 柑橘類

柑橘類

柑橘類は、その酸味が胃酸の分泌を促進します。元気なときは、胃酸が分泌されることで、食欲増進につながるのですが、胃が疲れているときは、食欲は出ませんし、ただ単に胃を荒らすだけになりますので、みかんやグレープフルーツは避けて下さい。

 

ついつい食べ過ぎて胃が疲れてしまう。風邪を引いてしまい、胃の調子が悪いという場合は、胃に悪い飲み物や食べ物は避けて、胃に良い飲み物や食べ物を中心に食べて、胃を労わりましょう。

 

胃の調子が悪いときは、それほど栄養のバランスにこだわる必要はありません。まずは、胃を労わって、胃の調子を回復させることが先決です。お大事になさってくださいね。


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