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外来・救急外来|役割や目標などの仕事内容と看護師が働く6つのメリット

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外来・救急外来看護

外来や救急外来で働きたいと思っている看護師は、「外来・救急外来で働くということ」を正しく理解してから、求人に応募するようにしましょう。

外来・救急外来の看護師の仕事内容、役割、やりがい・大変なこと、勤務時間、給料、新人看護師でも働けるのか、メリットをすべてまとめました。

 

1、外来・救急外来の看護師の仕事内容

外来・救急外来の看護師の仕事内容は、外来業務です。具体的には、次のような仕事を行います。

・医師の診察の介助

・採血や点滴、処置

・カルテや伝票整理などの雑用

・問診

・自宅療養の指導

・検査介助

・トリアージ

外来と救急外来では、仕事内容が全然違うというイメージを持っているかもしれませんが、基本的にはこのように同じような仕事を行います。

また、トリアージは救急外来の特有の業務と思うかもしれません。救急外来では患者の重症度・緊急度をトリアージして、診察順番を決めます。トリアージ加算もあります。ただ、一般外来の中にも緊急度が高い患者がいる可能性があるので、一般外来の看護師もトリアージを意識しておく必要があります。外来の看護師の業務とほかの職場の仕事内容の違いは、3分でわかる!看護師の仕事内容を徹底解説を参考にしてください。

 

1-1、診療科別の外来看護師の仕事の特徴

外来看護師の仕事内容は、診療科によっても多少異なります。外来の中でも人気のある診療科の仕事の特徴をご紹介します。

 

■精神科

精神科では、患者の様子の観察や服薬指導が重要です。精神科外来に興味があるなら、精神科・心療内科で求人を探しましょう。

 

■眼科

眼科では、患者が見えないこと、見えにくいことを考慮して診察室への案内や診察介助などを行わなければいけません。眼科の求人をチェックしましょう。

 

■産婦人科

産婦人科では産科の患者、不妊治療の患者、婦人科の患者では受診目的が異なりますので、患者のプライバシーを守ることが大切です。

さらに、女性として寄り添う看護をしなければいけません。こちらの産婦人科外来の求人を探してください。

 

■外科

外科外来は処置が多くなりますので、縫合・抜糸、洗浄など準備や介助をテキパキ行う必要があります。外科外来で働きたい人は求人を探してみると良いでしょう。

 

■皮膚科

皮膚科外来も処置が多いですが、外科とは異なり、軟膏塗布やガーゼ交換などの処置が多くなります。皮膚科外来に興味がある人は求人を探してみましょう。

 

2、外来・救急外来の看護師の役割

外来・救急外来の看護師の役割は、次の3つがあります。

①短い時間で患者さんの状況や病状、ニーズを把握し、安全に安心して治療を受けられるように支援すること

②療養生活をサポートすること

③病院の顔として働くこと

外来・救急外来の看護師は、これらの役割を担いながら働くことを意識して、さらに診療科別にそれぞれ目標を立てて働くことになります。

 

3、外来・救急外来のやりがい・大変なこと

外来や救急外来では、病棟と違い患者とは限られた時間の中でしか接することができません。その短い時間の中で、患者とコミュニケーションをとり、観察をして、患者のニーズを掴むことは本当に大変です。

特に、救急外来では意識がなく命の危機に瀕している患者も多いので、緊急の中でタイムリーに的確なケアを行うことは難しいです。ただ、大変で難しいからこそ適切な良い看護ができた時には、やりがいを感じることができます。短時間で的確な看護をすることが求められる外来や救急外来は、高い看護スキルが必要な職場なのです。

看護師がやりがいを感じる瞬間は、看護師がやりがいを感じる瞬間108選【保存版】を読んでみることをおすすめします。

また、外来看護師の大変なことで上位に上がるのは、患者からのクレーム対応です。外来では待ち時間が長いので、それがクレームにつながることが多いです。忙しい中で、クレーム処理をしなければいけないのは、大変なだけでなく、ストレスになりますし、時には「もう辞めたい!」と思うこともあるのです。

外来看護師だけではありませんが、看護師が辞めたいと思う瞬間を知りたい人は、看護師辞めたいあるある|悩み・ストレス・人間関係などの理由108選を読んでみて下さいね。

 

4、外来・救急外来の看護師の勤務時間

外来の診療時間は日勤帯のみですので、勤務時間は8時30分~17時など日勤のみの勤務になります。救急外来は24時間患者を受けいれていますので、救急外来で働くと夜勤をしなければいけません。2交替制にしている救急外来が多いですが、勤務体制は病院によって異なります。

また、中小規模の救急外来では救急外来専属の看護師がいるわけではなく、外来看護師が交代で救急外来を担当することがあります。そのような場合は、通常は一般外来で働いていても、月に数回の日当直の勤務をしなければいけないこともあります。

日当直とは、日勤で働いて、日勤後はそのまま翌朝まで当直として病院内で待機する勤務のことです。日当直は患者さんがいない時には、待機するだけで働く必要はないものの、拘束時間は24時間と長時間になります。

 

5、外来・救急外来の看護師の給料

外来の看護師は、夜勤手当がありませんので、病棟勤務よりは給料が低めになります。経験年数や病院の規模によっても異なりますが、年収は400万円前後が目安になります。

救急外来の場合は、夜勤回数が多いので夜勤手当が多くなり、病棟勤務以上に稼ぐことも可能で、年収は500万円前後が目安です。外来や救急外来で働いて、少しでも給料をアップさせたいなら、病床数が多く、規模が大きな病院の外来・救急外来を選ぶと良いでしょう。

給料が高い病院を知りたい人は、看護師の病院別の月給・賞与・年収がわかる|みんなの給料・年収をチェックしてみましょう。

 

6、外来・救急外来は新人看護師でも働ける?

外来や救急外来は、基本的に看護師経験がある看護師が働く職場です。病棟から異動してきたり、中途採用で入職してきた看護師です。ただ、新人看護師の中には外来看護に興味がある、救急外来で救急看護をしたいという人もいると思います。

1年目の看護師は外来・救急外来に配属しないという病院も少なくありませんが、配属希望や病院側の人員の都合によっては、新人看護師でも外来や救急外来に配属する病院もあります。

 

外来や救急外来で働きたい新人看護師は、新人看護師を外来・救急外来に配属した実績がある病院を選びましょう。1つ注意しなければいけないのは、新人看護師向けの研修や指導体制が整っている病院を選ばなければいけないことです。新人看護師は看護師としての基礎を学ばなくてはいけないので、研修が充実していて、新人看護師向けの指導をしてくれる職場で働かないといけません。

外来は病棟に比べると看護技術を習得する機会が少ないので、特に研修や指導体制にはこだわって、職場選びをする必要があります。

 

7、外来・救急外来の履歴書や志望動機

外来や救急外来で働きたい人は、志望動機が大切になります。特に、外来への配属を希望する人は、なぜ外来で働きたいかをしっかりアピールしないと、病棟配属になる可能性があります。

「病棟で働く中で、入院前後のフォローに興味を持った」とか「日常生活に根差した看護がしたい」などを志望動機にしましょう。

また、「子育て中で夜勤ができないから」のような正直な志望動機を話しても良いと思います。志望動機は履歴書に書く前に、自分の中でしっかり組み立てて整理しておきましょう。履歴書は手書きで丁寧に書くのが基本です。

志望動機は、面接や履歴書で使える!看護師の志望動機例文108選を参考にしてください。また、履歴書の書き方に自信がない人は、看護師の就職・転職|履歴書・封筒の書き方と手渡しマナーを見て、履歴書を書きましょう。

 

8、外来・救急外来の看護師の6つのメリット

外来・救急外来の看護師の6つのメリットを説明していきます。

 

8-1、夜勤なしで働ける

一般外来で働くと、夜勤なしの日勤のみで働くことができます。病院によっては、当直当番があることがありますが、完全に日勤のみで働ける病院もたくさんあります。夜勤が苦手な人、家庭の事情や育児中などの理由で夜勤に入れない人にとっては、外来はとても魅力的な職場だと思います。

 

8-2、日曜祝日がお休み

一般外来は、日曜祝日が休日になるメリットもあります。これも、救急外来には当てはまらないメリットですが、一般外来の場合は日曜祝日の診察をしていないところがほとんどです。病院によっては土曜日も休みのところあります。また、土曜は半日診療、隔週診療などいろいろあります。

一般外来で働けば、ほぼ確実に日曜祝日はお休みになり、病院によっては土曜日も休みですので、カレンダー通りの休日になるのです。

 

8-3、重症患者は少ない

一般外来では、自宅療養をしている患者が受診しますので、重症患者は少なめで、患者が突然急変するようなこともほとんどありません。また、大規模な病院の救急外来は重症患者が多いですが、中小規模の救急外来は重症患者が運ばれてくることは、とても少ないです。

そのため、命に係わるような事態に出くわすことは少なく、精神的なプレッシャーをあまり感じずに働くことができます。

 

8-4、大病院なら専門的な看護ができる

外来で働くと、スキルアップできないと思っている看護師も多いかもしれませんが、大学病院のような大病院の外来では、外来で化学療法をやっているなど専門性の高い治療を行っています。

また、外来でたくさんの専門看護師や認定看護師が活躍していますので、大病院なら一般外来でも専門的な看護をすることができ、スキルアップすることが可能です。救急外来も、大病院だと「2.5次救急」を呼ばれるようなところが多く、救命救急センターと同じような重症な患者が運ばれてくるので、救急看護を深めていくことが可能なのです。

外来でも専門的な看護をしたい人は、大学病院の求人を探してみてください。

 

8-5、パートの求人も多い

外来・救急外来はパートの求人も多いというメリットもあります。もちろん、常勤の求人も多いのですが、パートの外来求人も探すのに困らないほどたくさんあります。一般外来のパートは週2~3回でOKや半日勤務OKのような求人がありますし、救急外来は夜勤専従のパートの求人があります。つまり、外来や救急外来では、希望に合わせて常勤として働くこともできるし、パートでも働けるので、あなたの都合に合わせた働き方ができるのです。

パートの外来求人を探すと良いでしょう。

 

8-6、クリニックよりも福利厚生が手厚い

一般外来での仕事内容や勤務時間は、クリニックと似ていますので、外来で働こうかクリニックで働こうか迷っている人もいるかもしれませんが、外来はクリニックよりも福利厚生が手厚いというメリットがあります。クリニックは個人経営のところが多く、福利厚生は最低限で、ボーナスも1~2ヶ月分が普通です。

ただ、大病院の外来を選べば、福利厚生が手厚く、各種手当もたくさんついて、ボーナスも4~5ヶ月分出るのです。

 

まとめ

外来・救急外来で働きたいあなたのために、まずは知っておいてもらいたいことをすべてまとめました。外来や救急外来はその病院や診療科によって、いろいろ特色が異なりますので、じっくり求人を探して比較検討すると良いでしょう。

外来の求人を探してみてください。


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